ペンギン・ハイウェイ

アニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」にハマりました。原作は森見登美彦さんの小説です。脚本はヨーロッパ企画上田誠さんで、先月に初めてヨーロッパ企画の公演を観に行って「面白い!」ってなったので、観に行ってみたのがキッカケです。

 

簡単なあらすじを書きますと、アオヤマ君という小学4年生の男の子がいます。アオヤマ君は研究をライフワークとしている子で、いつもノートに色々なことを書き込んで研究を進めています。話すことも論理的です。そんなアオヤマ君には歯科医院で働く、憧れの女性「お姉さん」がいます。また、一緒に川を探検するウチダ君、アオヤマ君と同じく研究をしているハマモトさん、ガキ大将のスズキ君が同級生にいます。そんなアオヤマ君たちが住む街にある日ペンギンが現れます。気になったアオヤマ君は早速研究することにします。調べていくとお姉さんとペンギンにつながりが見えてきて...。というお話です。

 

3回映画館で見たのですが、まずアオヤマ君に夢中になりました。なんて論理的な子なんだろう!素晴らしい!と思いました。自分が理論物理の研究をしていたこともあって、アオヤマ君に親近感を感じたり、こうでありたいと思ったり。そしてアオヤマ君は毎日着実に成長していくという信念を持っています。ポジティブに前に進んでいこうとするのです。その姿勢は映画を通して貫かれ、最後に昇華します。その信念、特に最後のアオヤマ君の言葉に感動しました。アオヤマ君の声は北香那さんという方が担当されてるんですが、固いことをしゃべっていても可愛らしさがあり、とても役に合っています。アオヤマ君の声も好きです。

 

これは面白いとなって初めて同じ映画を映画館で複数回観ました。初見のときはアオヤマ君に夢中でしたが回を重ねるとストーリー自体にも感動しました。特にハマモトさんの研究にかける思いに胸を打たれました。映画の中で一番感情が豊かなのがハマモトさんなのだと思いますが、そんな彼女を見ていると心が揺さぶられます。

 

お姉さんもアオヤマ君の憧れなだけあってとても魅力的です。蒼井優さんの声もなんかクセになります。気立てのいいお姉さんで、明るいです。そしておっぱいが大きいです。これはアオヤマ君も注目しているところです(アオヤマ君はおっぱいの研究もしています)。チェスの対局中にアオヤマ君がおっぱいばかり見ていてもちょっと注意するだけで許してくれる優しいお姉さんです。

 

ウチダ君は声が釘宮理恵さんなのもあってとてもかわいいです。おっぱいの話をするアオヤマ君に困惑するのは等身大の小学4年生という感じです。スズキ君は絵に描いたようなガキ大将です。典型的で気持ちがいいくらいです。ただ終盤にえらい男前になります。

 

ペンギン・ハイウェイ」はとても面白く、好みに合う映画です。早くBlu-rayが出たり、iTunes Storeなどでダウンロード販売してほしいなぁと思います。この映画はたまに見て「はぁ、やっぱええなぁ」と思うというよりは、何回も繰り返し観たい映画です。見ると元気とやる気が出ます。とても良い映画に出会えました。