石の話

去年の年末はインフルエンザにかかったのですが、今年は手洗いうがいマスクを頑張っているので大丈夫だと思っていました。平穏に年を終えることができると思っていました。でも今年の12月にも魔の手は忍び寄ってきていました。

 

12月中頃の土曜日。起きて整骨院に行って、ラーメン屋で並チャーハン定食を食べた後、病院に行って、それからユニクロにズボンを買いに行きました。ユニクロに向かっているときに右下腹部(盲腸ら辺)に痛みを感じていました。14時頃でした。痛いなぁと思いつつも出てないだけかなと思っていました。ズボンを買った後にトイレに行ったんですが痛みは変わらず。おかしいなと思いつつも深刻には受け止めずに家に帰りました。

 

お腹の痛みは治らないので自分の部屋で横になっていました。時間が経って17時半頃、おなかの痛みは治るどころかさらに痛くなってきました。「これは病院に行った方がいいじゃないか」というくらいにまで痛くなって、LINEで母親にちょっと来てくれないかと連絡しました。2階の自分の部屋から階下のリビングに行くのもキツかったからです。

 

病院に行こうということになって母親が地元の大きな病院に電話してくれました。この情勢なので熱があるかどうかの確認がありました。父親の運転する車で病院に向かったのですが、痛みに目を開けてられず声が出そうになっていました。

 

病院に着いて救急の玄関から入ると大きな部屋に通されました。問診や血液検査、点滴の注射をしてからCTスキャンを撮ったり、採尿したりしました。痛みは山あり谷ありという感じでした。一番痛いときは本当に何もできない感じでした。初めは盲腸かなと思ってたのですが、検査の結果は尿路結石でした。腎臓と膀胱の間に石があったみたいです。

 

痛み止めの座薬を入れてもらってしばらく休んでから、痛み止めの飲み薬と結石を溶かす薬をもらって家路につきました。痛み止めのおかげで通常状態に回復して、家に帰ってからは普通に晩御飯が食べられました。健康って素晴らしいと思いました。あんなに痛みを感じたことはこれまでの人生でなかったんじゃないかと思うくらい痛かったです。

 

病院のお医者さんや看護師さんはとてもすばらしい人たちでした。何が起こっても動じないのではという落ち着きとそれを土台にしたテキパキとした処置はすごかったです。救急にいる方たちにとっては日常茶飯事だというのもあると思うのですが、とても安心感がありました。看護師さんは処置室からCTスキャン室、点滴室と70mくらいのベッド移動を1人でこなしてはりました。重めの成人男性が乗ったベッドを動かすのは大変だと思いますが。すごいです。医療従事者の方ってすばらしいなと思いました。

 

尿路結石は男性の7人に1人、女性の15人に1人がなる、割とポピュラーな病気だそうです。父親も3回なっているので家系的になりやすいのかもしれません。会社でも何年か前になった方がいて「めっちゃ痛かった」って言ってはりました。本当に痛かったです。病院に行って処置してもらえる時代に生まれてよかったと思いました。