新聞を読むようになりました

これまで新聞はテレビ欄くらいしか見てませんでした。一番見ていた小学生のときでもテレビ欄の他に四コマ漫画と野球の結果を見ていたくらいです。テレビをあまり見なくなってからはテレビ欄も見なくなりました。ニュースはネットニュースを見ますし、新聞は量が多くて読むのにとても時間がかかると思っていたのでノータッチでした。

 

そんな僕だったのですが、ある日思い立って新聞を読んでみました。1面から見出しを見ながらめくっていきます。面白そうだなと思う記事があるとじっくり読みます。これぞという記事はスマホで写真を撮っておきます。ニュース的な記事よりも何かの特集記事が面白いです。学校教育のデジタル化の取り組みや最先端の科学研究の話題、社会の中の格差など。新聞は想像をはるかに超えて取り扱う内容が豊富です。読んでいると自分の視野が広がっていくような気になります。

 

他に投書欄も面白いです。色んな人の色んな意見が載っています。ここでも知らないことがたくさん出てきます。結構お年を召した方の投書が多いので、昔の話が出てくることもあります。家庭での経験談や職場での経験談、その職業ならではの見方が出たりも。僕の両親は高齢なので介護の話題も気になります。一方で、中学生や高校生、大学生の投書もあります。新聞に目を通す学生は少ないと思うのですが、投書する人までいるとは思わなかったです。皆さん、とてもしっかりと社会の問題を真剣に捉えています。「私たちが本当に望んでいるのは受け皿の政党ではなく、政策とビジョンに心から賛同し信頼できる政党だ」と大学生が書いていたのにはとても心打たれました。学生の投書は90%以上が女性なのが特徴的だなと思います。自分の経験に照らし合わせると、その年頃の男子って何も考えてないしなぁと思ってしまいます。

 

毎日、朝刊と夕刊に目を通すのが楽しい日々になりました。すっかり習慣付いています。隅から隅まで読んでいる人は稀で、気になった記事だけを読む人が多数派なようです。僕も後者なので新聞を読むのはそこまで時間泥棒ではないです。自分には無縁の物と思っていても、どこかで繋がりができることがあるんだなぁと思いました。